母の昔話 ヤマユリの群生
家族、私のブログに目を通してくださった方々、ありがとうございます。
今日は母の昔話。
夏のある日、学校から帰って来ると、待ちかねたように曽祖母が母を呼んで、山を見てごらん、と言うのです。
母が家から見える低い小さな山を見ると、いちめんに、まるで山の中に雲が湧いたように、白いものが見えたそうです。
曽祖母は花がとても好きで、花や植物に詳しかったそうです。
昔の人は今の人より、知識ではなく生きている知恵をたくさん持っていたそうです。
曽祖母が白いかたまりを指しながら、あれはおそらくヤマユリの花が群れて咲いているんだよ。これだけ広いとさぞたくさん咲いているだろうね、と。
小さな山ですから、子どもが学校に行っている間に、大人たちは仕事の合間に花の様子など見ていたのかもしれません。
母はただ、ただ感激し、白く染まった山を眺めたそうです。
祖母はおしゃれな人で、いつも小綺麗に絣の着物やもんぺをきちんと着て、春になると香りの良いめぐろのばらを摘んでは懐に入れて、香りを楽しんだりして、めぐろのばらを見つけると、母は今でも摘んで香りを楽しんでいます。
昨日ヤマユリを見に行きました。



めぐろのばらです。

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